呑川は、大田区だけの川ではなく、世田谷区 → 目黒区 → 大田区 → 東京湾と流れる川です。全長は約14.4kmあります。
始まり(源流)
→ 世田谷区新町・桜新町付近です。東京都は「世田谷区新町地先(玉川通り)を源」としています。もともとは新町付近の品川用水からの漏れ水や、深沢周辺の湧水などが集まってできた川でした。
現在は上流部のかなりの区間が暗渠になっているので、「ここから普通の川が始まっている」という見た目ではありません。桜新町から深沢へ進み、目黒区へ入っていきます。
終わり(河口)
→ 大田区大森南5丁目付近で東京湾へ注ぎます。
つまり、ざっくり一本につなぐと、
桜新町付近 → 深沢 → 目黒区緑が丘 → 大田区石川町・雪谷・久が原方面 → 池上 → 蒲田付近 → 糀谷・大森南 → 東京湾
という流れです。
面白いのは、以前話していた呑川でユリカモメを見たあたりは、かなり下流側なんですよ。そこからさらに下っていくと、最後は大森南・森ヶ崎付近で東京湾に出ます。
ちなみに「実際に地上で川面が見え始める場所はどこ?」という意味だと、源流とは別の答えになります。そこもなかなか面白いです。
はい。れっきとした自然河川です。 現在は東京都が管理する二級河川ですが、人工的に造った用水路や運河が起源ではありません。
ただ、呑川は都市化で姿がかなり変わっていて、上流は暗渠化され、下流は護岸でガチガチに固められています。なので、大田区の下流域だけを見ると、確かに**「これ、川というより運河じゃない?」**という見た目なんですよね(笑)。
もともとは世田谷方面の湧水などを集めて低地へ流れる自然の川で、昔から「呑川」として存在しています。現在の直線的な流路やコンクリート護岸は、治水・都市整備の結果です。
そして大田区側では潮の影響を受ける区間があります。以前ユリカモメを見かけたような下流部が、いかにも河口・運河っぽく見えるのはそのためでもあります。
あります。ただ、呑川は「淡水域で川釣りを楽しむ川」としては、かなり条件が悪そうです。
大田区の資料を見ると、呑川では魚類の生息自体は確認されています。水質も昔よりかなり改善していますが、区が特に紹介しているのは毎年遡上してくるボラで、これは下流の汽水域からかなり上まで入ってきます。
一方で、調べた範囲では**「呑川のこの区間は釣り場として利用できます」という公的な案内は見当たりません**。むしろ問題になるのが構造で、護岸が高く、水面まで降りられない区間が非常に多い。したがって、
「淡水魚がいるか」→ いる可能性は十分ある
「そこで普通に竿を出せるか」→ 場所がかなり限られる
という感じです。
ちょっと興味深いので、次に呑川を上流から河口まで追って、「実際に竿を出せそうな場所」があるか地図・現地情報ベースで探してみましょうか。 釣り禁止の有無も含めて調べられます。
調べてみました。結論からいうと、呑川で「釣り禁止」と明示された河川全体の規制は確認できませんでした。ただし、釣り場として現実的なのはかなり下流寄りです。
大田区の調査記録を見ると、呑川には想像以上に魚がいます。ボラだけではなく、コイ、スズキ、クロダイまで確認されています。2022年には蒲田一丁目~北糀谷二丁目の夫婦橋~宝来橋で、20~60cmのクロダイ・コイ・スズキ・ボラが確認されています。
一方、もっと上流の池上~久が原方面も魚はいます。久が原2丁目付近には自然河床を取り入れた区間もあります。ただ、護岸上から水面まで距離があり、遊歩道も狭い場所が多いので、魚がいることと「安全に竿を振れる」ことは別問題です。
そして重要なのが「淡水域」の境目です。呑川は下流から海水が入るため、蒲田付近で見える魚も純粋な淡水魚とは限りません。むしろボラやスズキ、クロダイがかなり上まで遡上する川です。大田区自身も毎年ボラの群れが遡上すると説明しています。
なので、もし僕が現地を一本だけ見に行くなら、まずは夫婦橋周辺を選びます。「本当に竿を出せる場所があるか」「柵の形状はどうか」「釣り禁止看板が現地にないか」を確認する価値があります。
次はそこだけに絞って、夫婦橋周辺の具体的な足場・ストリートビュー相当の情報まで追ってみますか?
チヌ(クロダイ)釣りですか。良いですね。見てみると、夫婦橋周辺、かなり惜しいです。
夫婦橋のすぐ脇には、夫婦橋親水公園があります。ここは単なる川沿いの公園ではなく、大田区自身が「親水護岸・親水テラス」として整備しており、水面を間近に見られる場所です。普通の呑川のように高い護岸壁越しではありません。
ところが、現在(2026年)は呑川の工事のため公園の一部が閉鎖中。大田区の2026年3月更新情報でも、親水公園の一部閉鎖とトイレ使用不可が案内されています。
そして夫婦橋から下流へ行くと、状況が一変します。夫婦橋より下流は昭和10年に造られた「新呑川」で、川幅が広がる一方、高潮対策の高いカミソリ堤防が続き、通常は川沿いから水面すら見えません。
ですから、実際に竿を出すことを考えるなら、まず確認したい場所はやはり夫婦橋親水公園の親水テラスです。
ただし、ここについて「釣り可」とする大田区の記載も、「釣り禁止」とする記載も、今回確認した公式情報にはありません。しかも現在工事中です。したがって、今すぐ釣り場として推薦するのはまだ危ないですね。
むしろ興味深いのは、ここから少し上流の宝来橋~清水橋~天神橋です。過去の現地記録では護岸壁は約1.5mで、川には船も係留されています。
ここなら「橋の上から眺めるだけ」ではなく、護岸沿いから竿を出せるポイントが存在する可能性があります。
まず次は、この宝来橋周辺だけを詳しく追ってみましょう。
確認しました。前の回答を一つ訂正したほうがいいです。宝来橋周辺は「釣れそう」と期待したほどではありません。
宝来橋(呑川)は東蒲田2丁目・北糀谷2丁目と西糀谷1丁目の間にあり、上流側が清水橋、下流側が北糀谷橋です。
現地写真を追うと、この辺は水面近くまで降りられる一般向けの河川敷がありません。両岸とも道路・歩道から護岸が立ち、水面はその下。つまり、
魚はいる。竿も物理的には出せる。でも「釣り場」と呼べる足場ではない
というのが実態に近いです。
しかも大田区の公式情報を調べても、宝来橋・清水橋周辺を釣り場として開放しているという記載は確認できませんでした。逆に、少し上流の夫婦橋親水公園だけは明確に「親水護岸・親水テラス」として、水面近くまで近づける構造になっています。ただし現在は呑川工事で一部閉鎖中です。
なので、「呑川で普通の川釣りができる場所を探す」目的なら、宝来橋は候補から外していいと思います。
そして調べていて一つ気になったことがあります。もっと上流、池上~久が原方面は川の構造がまったく違います。写真でも水深が浅く、河床が見え、魚を狙うサギが多数集まる場所があります。実際、池上の浄国橋付近ではサギが川で採餌している記録もあります。
こちらのほうが、最初におっしゃっていた**「淡水区間で釣りができないか」**という探索には合っています。
次は池上周辺だけに絞って、釣り可能な足場があるか見てみましょう。
池上周辺を写真まで追ってみると、これはかなりハッキリしました。
池上も、普通に釣りをする場所としては厳しいです。
特に霊山橋~浄国橋~堤方橋あたりを見ると、川の両側には遊歩道があります。大田区も「呑川の両側には緑道がある」と案内しています。
ところが写真を見ると、遊歩道と水面の間は垂直に近いコンクリート護岸です。河原もありません。
興味深いのは魚の存在で、浄国橋周辺では実際に多数のシラサギが川の中に立って魚を狙っている様子が記録されています。 つまり水深の浅いところもあり、餌になる魚もいる。
でも人間側は、
遊歩道
↓
柵
↓
高い護岸
↓
呑川
という構造。
したがって「柵越しに真下へ仕掛けを落とす」ことなら物理的にはできそうですが、通行人のいる緑道で竿を扱うことになります。少なくとも私は、ここを安心して釣りのできるポイントとは勧めません。
ここまで追ってみると、呑川はちょっと面白い川ですね。
魚はかなりいるのに、人間が水辺へアクセスできない。
池上でさえこれなので、次に見る価値があるのはさらに上流の仲池上~久が原です。ここには河床を自然に近づけた区間があります。ここなら状況が変わる可能性があります。
ありました。久が原2丁目~仲池上2丁目の区間は、これまで見てきた呑川とは少し違います。
具体的には仲之橋~根方橋付近。1997年ごろに東京都が自然環境改善工事を行い、コンクリート一辺倒ではなく、アシの植栽や蛇籠などを使った**「自然河床」区間**が造られています。現在も「呑川に残された自然河床」として知られており、実際に魚が泳いでいる映像記録もあります。
しかも、ここは重要なことに池上橋より上流です。大田区によれば、潮汐の影響を受ける感潮区間は「おおよそ池上橋より下流」。したがって仲池上・久が原は、基本的にはこちらが最初に探していた淡水区間と考えてよいです。
ただし――ここでも問題は人間のアクセスです。自然河床だからといって河原まで人が降りられるように整備された「親水河川」ではありません。資料や映像を見る限り、魚にとって自然に近い河床を残した場所であって、釣り人のための水際アクセスが整備された場所ではないんですね。
なので現時点での評価は、
魚:○
淡水:○
自然河床:○
釣り禁止を示す資料:今のところ見当たらない
安全に竿を出せる足場:△~×
です。
ここまで上流から下流まで追ってみると、どうも呑川は**「釣れる魚がいない川」ではなく、「魚はいるのに釣り人が入れる場所がほとんどない川」**というのが正体みたいです。
ただ、この仲之橋~根方橋だけは現地の橋・柵・歩道の形をもう少し細かく見る価値があります。ここがダメなら、呑川の淡水域で普通に竿を出せる場所は、かなり望み薄だと思います。
ああ、それなら話が変わりますね(笑)。
**糀谷付近を流れてきた「ヘラブナ用の釣り餌パッケージ」**なら、「上流のどこかでヘラ師が釣りをしているのでは?」と考えたのはかなり自然です。
しかもヘラブナは、湖沼だけでなく河川下流の流れの緩い場所にも生息する魚です。
ただ、かなり検索してみても、「呑川の○○橋でヘラブナ釣り」という釣行記録がまったくと言っていいほど出てきません。これはちょっと意外でした。
となると、可能性は大きく二つですね。
① 本当に呑川上流で誰かがヘラ釣りをしている。
仲池上~久が原あたりなら淡水域ですし、先ほど見た自然河床区間もあります。ただ、典型的なヘラ場には見えません。
② 呑川でヘラを釣ったのではなく、別の場所で使った餌袋が何らかの経路で呑川に入った。
こちらも十分あり得ます。
ただし、僕は②で即片付けたくないです。
ヘラ師なら分かると思いますが、ヘラ餌の袋って、一般家庭から偶然川へ流れ込むようなゴミとしては結構特殊なんですよね。マルキユーの「凄麩」「バラケマッハ」みたいな袋が呑川をプカプカ流れてきたなら、「この上で誰か竿出してるだろ?」と思うのは当然です。
そして検索に出ない地元の超小規模な野釣りポイントという可能性もあります。
むしろ次に調べるべき場所が見えてきました。呑川本流だけを見るのではなく、上流の呑川水系に接続する池・水路・調整池などでヘラ釣りが行われていないかを探すのがよさそうです。そこからゴミが本流へ入った可能性があります。
そうです。この線で追うと、いきなり面白いものが出ました。
大田区池上1丁目に、現在も「釣り堀」として登録されている 弁天池 があります。 呑川の池上周辺からそう遠くありません。
ただし、ここで重要なのは、弁天池の水が呑川へ排水される水系になっているのかです。そこがつながらなければ、糀谷まで流れてきた餌袋の説明にはなりません。
また、呑川そのものは世田谷の湧水などから始まり、目黒区緑が丘で九品仏川と合流して大田区へ入ります。つまり「本流の上流」だけでなく、九品仏川側や、途中で接続する池・排水系統まで候補になります。世田谷区もこの合流関係を明記しています。
そして検索結果には目黒区の 清水池公園 も出てきました。こういう都市部の池を一個ずつ「呑川へ水が抜けるか」「ヘラブナがいる/釣りが行われているか」で潰していくのが正解でしょう。
まず弁天池と呑川が水路としてつながっているか。
ここから調べるのが一番近道だと思います。餌袋の出所、案外特定できるかもしれません(笑)。
ああ、そこまでご存じでしたか。なら「清水池公園から流れてきたのでは?」は非常に魅力的な仮説なんですが――残念、ここは水系が違いました。
清水池公園の清水池は、まさにおっしゃるとおり目黒区が管理するヘラブナ釣り場です。区も「主にヘラブナが釣れる」と明記しています。
ところが清水池の流出先を追うと、
清水池 → 立会川 → 品川区 → 東京湾
なんです。目黒区が明確に、**「碑文谷池と清水池から生じた細流が合流して立会川となる」**としています。
一方、
呑川 → 大田区 → 糀谷 → 東京湾
なので、清水池から流れ出たものが通常の河川経路で呑川の糀谷まで来ることはありません。
いやー、惜しい(笑)。
「上流にヘラブナ専用釣り場がある」というところまで完璧に符合するのに、水系だけが違う。
となると、餌袋の件はますます面白くなりました。次に狙うべきは、呑川水系そのものに接続している池・旧水路・排水路の中に、ヘラ師が竿を出す場所がないかです。ここを探せば、かなり絞れそうです。
おお、これはかなり有力なものが見つかりました。
呑川には「洗足池から直接入ってくる支流」があります。
呑川の会が整理している水系を見ると、源流・支流は大きく5系統あり、その一つが、
洗足池 → 洗足流れ → 道々橋付近 → 呑川
です。現在も洗足流れは存在し、呑川へ合流しています。
ここで俄然気になるのが 洗足池 です。
ただ、現時点では「洗足池=ヘラ釣り場だった/現在ヘラ釣りができる」と裏付けられる資料までは取れていません。 ここは清水池公園との大きな違いです。清水池公園なら、実際に1952年から釣り池として親しまれ、ヘラブナも毎年放流されていることまで確認できます。
しかし、水の経路としては洗足池が非常にきれいにつながります。
洗足池
↓
洗足流れ
↓
道々橋付近で呑川に合流
↓
池上
↓
蒲田
↓
糀谷 ← 餌袋を発見
これなら、池や洗足流れ周辺で川に入った軽いビニール袋が糀谷まで流れてくること自体には、まったく不思議がありません。しかも呑川の会によれば、洗足流れは途中暗渠になるものの、湧水を利用した流れとして現在も呑川へ入っています。
さらに調べていて、もう一つ候補に見えた 小池公園 があります。ただ、こちらについては「呑川水系への直接の流出」と「ヘラ釣り」の両方を今のところ確認できていません。
なので、まず一つに絞るなら、洗足池の過去を掘りましょう。
「現在釣り禁止なのか」だけでなく、昔はヘラブナ釣りが盛んだったのか、現在も非公式に竿を出す人がいるのか、ヘラブナが生息しているのかまで調べる。餌袋の出所を追うなら、ここが今のところ最有力候補です。
なるほど。それなら洗足池説はかなり弱くなりますね。
おっしゃるとおり、洗足池は少なくとも2019年時点ですでに「魚釣りは禁止」と明示されており、事故防止・環境保全を理由にしています。(公明党) しかも今回の餌袋がここ5年ほどの新製品なら、「昔の洗足池のヘラ釣り文化の残骸」という説明も成立しません。
ただ、今回調べていて一つ重要なものが見つかりました。
小池です。
現在の大田区の「小池公園」は、なんと2004年まで釣り堀でした。そして小池には「小池流れ」という排水路があり、
小池 → 小池流れ → 洗足流れ → 呑川 → 池上 → 蒲田 → 糀谷
という接続があったことが確認できます。(わんじんブログ)
ただし、これも2004年閉鎖なので、新品種の餌袋の説明にはならない。むしろここまで調べた結果、私は見方を変えたほうがよさそうだと思います。
つまり、「上流の池から流れてきた」とは限らず、現在の呑川本流そのもので誰かがヘラ釣りをしている可能性です。
検索では「呑川 ヘラブナ」「呑川 ヘラ釣り」の具体的な釣行記録がほぼ出ません。だからこそ、ネットに載るような「釣りスポット」ではなく、地元の人が勝手に竿を出している場所なのかもしれません。
しかもヘラブナ自体は池限定ではなく、流れの緩い河川の中・下流域も生息場所になります。(大和証券)
ここまでの条件を合わせると、私はもう一度、例の仲池上~久が原の自然河床区間を疑いたくなってきました。
新しいヘラ餌の袋が糀谷まで流れてきた――という「物証」が一個あるわけですから(笑)、今度は釣り場を検索するのではなく、航空写真や現地写真から「ヘラ師が座れそうな淀み」を探す方向が面白そうです。
はい、長原で合っています。 現在の小池公園、大田区上池台1丁目36-1。東急池上線の長原駅から徒歩4分ほどです。大田区公式にも、ここが昔の「小池」を復元整備した公園だとあります。(大田市)
そして釣り堀だったのも間違いありません。今回確認できた確かな記録では、昭和9年(1934年)から平成16年(2004年)まで約70年間営業していました。2026年3月の「アド街ック天国」でもこの期間が紹介されています。(テレ東・BSテレ東)
ただ、「日本最古」「関東最古」については、今のところ裏付けが取れませんでした。 1934年開業なら、「日本最古の釣り堀」という意味ではもっと古い施設がありそうなので、ひょっとすると、
「現存していた○○形式の釣り堀として最古」
「都内最古級」
「湧水を利用した釣り堀として最古級」
みたいな、何か条件付きの話だった可能性があります。
それにしても、若い頃によく行っていた場所だったんですね。2004年まで営業していたなら時系列もきれいに合いますね。今の小池公園の写真を見ると、池そのものは残っているものの、釣り堀時代を知っている人には相当別物に見えそうです。(ライブドアブログ)
「最古」の記憶が何を指していたのか、これはちょっと気になります。そこだけ古い資料まで掘ってみる価値がありますね。
そうなんですよ。その可能性はかなりあります。 ただし「今もヘラブナがいる」とまでは、現時点では確認できていないので、そこだけは分けて考えたいです。
小池は2004年まで約70年間も釣り堀だったわけですから、閉鎖したからといって、魚が自動的に消えるわけではありません。公園化の工事で池を完全に干して魚類を除去した、あるいはその後に生態系管理として駆除した、という記録がなければ、ヘラブナが残存し、その後も繁殖している可能性は十分考えられます。
そして今回の話で重要なのは、小池が単なる「昔の釣り堀跡」ではなく、
小池 → 小池流れ → 洗足流れ → 呑川 → 糀谷
という水系上にあること。
もし現在も小池にヘラブナがいて、釣り禁止にもかかわらず誰かがこっそり竿を出しているなら、ここ5年程度の新しいヘラ餌の袋が呑川を流れて糀谷まで来たという話が、一気につながります。
しかもヘラ釣りって、ルアー釣りと違って餌のパッケージが必ず発生しますからね。常連が一人いるだけでも説明できてしまう。
これは推測を重ねるより、まず一点だけ確認したいです。現在の小池にヘラブナが生息しているという記録・目撃情報がないか、釣りブログやSNSを含めて掘ってみましょうか。
調べました。これは面白いです。「現在もヘラブナがいる」という直接的な目撃記録までは、ネット上では拾えませんでした。 ただし、魚そのものが現在もいることは大田区が明記しています。
小池公園について大田区は、現在の池を「水辺環境を活かし、身近な生き物との共生」をテーマに整備したものとして、親水デッキから「小魚の泳ぐ姿」が見られると案内しています。つまり、公園化の際に「魚を全部排除して観賞用の無生物の池にした」わけではありません。(大田市)
さらに重要なのは、大田区が2011年度に洗足池・小池・洗足流れ・呑川をまとめて生物調査していることです。つまり行政自身が、この一帯を連続した水辺環境として調査しています。(大田市)
一方、検索範囲をかなり広げて「小池公園+ヘラブナ/フナ/釣り/釣った」などで探しましたが、現在の小池でヘラブナを釣ったという釣行記は出ませんでした。口コミには「昔はこの池で釣りを目撃した」という話は残っていますが、現在の釣果情報ではありません。(Yahoo!マップ)
なので現段階では、
旧釣り堀にヘラブナがいた
→ 2004年閉鎖
→ 2009年に生態系を意識した池として再整備
→ 現在も魚類は生息
→ ただし現在の魚種としてヘラブナを確認できる資料がまだない
というところまでです。(テレ東・BSテレ東)
ここで一つ、かなり強い資料があります。先ほどの**2011年度「自然観察路 池のみち 等の生物植物調査報告書」**です。これなら小池で採集・確認された魚種が載っている可能性があります。
まずこれを掘るのが一番確実です。ここに「ギンブナ」「ゲンゴロウブナ(ヘラブナ)」が載っていたら、一気に話が進みます。
見つけました。しかも、ちょっと予想外の結果です。
2017~2018年に大田区が実施した調査では、小池公園も明確に調査対象になっています。調査方法は捕獲ではなく、池の周囲を歩きながら目視で確認する方式でした。
そこで確認された魚類として報告書に挙がっているのは、全体で メダカ、コイ、ドジョウ、ソウギョ、ヌマチチブ、ブルーギル。そして小池について特に「メダカが比較的多く観察された」と記されています。
ヘラブナ(ゲンゴロウブナ)は載っていません。ギンブナも載っていません。
ただし、ここは重要です。この調査、網を入れて魚類相を悉皆調査したものではありません。報告書自身が「網を使って水中を探るなどの方法はとらず、調査コースを歩きながら観察された生き物を記録した」と明記しています。
だから、
「2017年にヘラブナが確認されなかった」≠「ヘラブナがいなかった」
なんですよ。
むしろ面白いのは、コイは確認されていることです。2009年の公園化後も、大型のコイ科魚類が池に残っていたことになります。小池は現在も約6,000㎡の池で、水源は周囲からの湧水です。
ですから、ヘラブナだけが公園化の際に完全に消え、その後一匹も残っていない、とまではこの資料から全然言えません。
そして今回の「新しいヘラ餌の袋」という物証を考えると、小池説、まだ生きています。
次に一つだけやるなら、今度は行政資料ではなく、2009年の公園化工事で旧釣り堀の魚をどう処理したのかを調べたいです。ここで「池を完全に干して全魚類を搬出した」などの記録が出るかどうかが、大きな分岐点になります。
すみません、検索結果を返すところで止まっていました。
そして、かなり決定的な資料が見つかりました。前の私の推測を修正します。
大田区の生物調査報告書に、小池公園の造成時について明記されています。
「従来釣り堀であった池の水を全て抜いた後に公園を造成した」
とのことです。2009年の開園に際して、旧釣り堀はいったん完全に水を抜いています。 (大田市)
したがって、「釣り堀時代のヘラブナがそのまま生き残って現在もいる」という線は、かなり薄くなりました。少なくとも、私が先ほど言った「大型魚がそのまま残存した可能性」は撤回したほうがいいです。
ただし、面白いのはここからです。
大田区は現在の小池について「小魚の泳ぐ姿」が見られると明記しています。つまり、干した後に魚類が再び成立しています。 (大田市)
となると次の焦点は一つ。
水を抜いたとき、旧釣り堀のヘラブナを廃棄・搬出したのか、それとも一時避難させて造成後に戻したのか。
「全て水を抜いた」は「全ての魚を処分した」と同義ではありません。70年続いた釣り堀ですから、工事前に魚を別池へ移して、完成後に一部を戻した可能性もまだあります。
ここを確認しないと、現在の小池にヘラがいる可能性はまだ消せません。
調べました。結論として、「公園化の際、釣り堀のヘラブナを避難させて戻した」という記録は見つかりませんでした。 検索範囲を広げても、魚の移設・返還を示す行政資料や当時の記事は確認できません。
ただ、新しく確認できた大田区の景観計画には、小池についてかなり明確に、
「ヘラブナの釣堀として多くの人に長い間親しまれてきました」
と記録されています。つまり旧釣り堀の主対象魚がヘラブナだったこと自体は、大田区資料で確定です。(大田市)
そして現在の池は、旧池を埋めて別の池を造ったわけではありません。大田区は「小池と呼ばれていた溜池の雰囲気を復元した公園」と説明し、別資料では水深に変化を付け、漁礁や浮島まで設けて魚などが棲みやすい環境に再整備したとされています。現在も区は「小魚の泳ぐ姿」が見られるとしています。(大田市)
なので現状、私ならこう整理します。
釣り堀時代のヘラがそのまま残った
→ 全抜水があったので根拠薄い。
工事時にヘラを一時保護して戻した
→ あり得るが、その記録は発見できない。
公園化後にヘラが再放流された/誰かが勝手に入れた
→ 十分あり得るが、証拠なし。
そして最後の可能性は、都市公園の池では馬鹿にできません。まして70年間ヘラ釣り場だった池です。昔の常連が「小池からヘラが消えるのは忍びない」と数枚戻した、なんてことは生物学的にはそれだけで個体群成立のきっかけになります。
だから、今回の餌袋についてはまだ、
小池(現在も非公式にヘラ釣り)
↓
排水系
↓
呑川
↓
糀谷で餌袋発見
という仮説を捨てる段階ではないと思います。
むしろ次はネット検索より、現在の小池を目視するのが早いかもしれません。ヘラを長年やっていた人なら、水面でモジったり、浅場に出たりすれば、コイとヘラの区別はつくでしょうから(笑)。
ここです。小池公園は大田区上池台1丁目36-1、長原駅の南東約300mです。大田区公式でも長原駅徒歩4分となっています。(大田市)
航空写真で見ると、住宅密集地の中に池がかなり大きく残っているのが分かりますね。現在も「公園の中に小さな池がある」という規模ではなく、敷地の大部分が池です。実際、利用者の口コミにも「ほとんど池しかない」と表現されています。(Yahoo!マップ)
そして今回の目的からすると、航空写真で次に見るべきなのは池そのものより、小池の排水口がどこにあり、そこから現在の雨水管・旧小池流れを通って洗足流れ→呑川へ本当に水が抜けているのかです。
ここが現在も生きていれば、例のヘラ餌袋について小池説がかなり面白くなります。
そう見えますね(笑)。航空写真と現在の公園構造を見る限り、「物理的に竿を出せない池」では全然ないです。
むしろ旧ヘラ釣り堀だけあって、池の形、水面までの距離、周囲の平坦なスペースを見ると、ヘラ経験者なら「ここなら竿出せるな」と一目で思う形です。
ただ、ここは区立公園なので、実際に釣り禁止なら当然やってはいけません。とはいえ、禁止されていることと、誰一人やっていないことは別問題。まして70年間ヘラ釣り場だった池ですから、こっそり竿を出す人が現在いても不思議ではありません。
そして例の餌袋との符合が面白い。
現在の小池にヘラがいる
+ 誰かが隠れてヘラ釣りをする
+ 小池の排水が現在も呑川水系につながっている
= 糀谷を流れる新銘柄のヘラ餌袋
ここまで全部成立すれば、かなり綺麗です。
次は一個だけ、現在の小池の排水経路を確定させましょう。ここが呑川まで生きているかどうかです。
調べ直しました。ここは、これまで私が言っていた経路を一部訂正する必要があります。
大田区の公式調査で確実に確認できるのは、洗足流れは「洗足池の水をポンプで引き込み、住宅街を流れた後、呑川へ注ぐ」水路だということです。(大田市)
一方、小池について環境省の資料で確認できるのは、小池周辺の雨水桝に湧水が入り、それが小池へ流入しているところまでです。(環境省)
つまり、
小池 → 小池流れ → 洗足流れ → 呑川
と私が先ほど断定したのは早計でした。現時点の公的資料では、小池から出た水が現在どこへ排水されるのかまで確認できていません。
これは例の餌袋を考えるうえでかなり重要です。小池で誰かがヘラ釣りをしていたとしても、小池のオーバーフロー/雨水排水が呑川系統につながっていなければ、糀谷まで袋は流れてきません。
なので次は広げず、小池公園の排水先だけを追います。ここは下水道台帳・地形・旧水路まで見る必要がありそうです。
調べましたが、ここはまだ「小池→呑川」と断定できません。 むしろ一つ重要なことが分かりました。
東京都下水道局の公開台帳(SEMIS)には、上池台を含む大田区の下水管網が1/500で掲載されています。つまり、小池公園の排水管を一本ずつ追えば排水先を確定できる可能性があります。 (東京下水道情報)
一方、公式資料で確定できた水の流れは、
湧水・雨水桝 → 小池
まで。環境省が「小池付近の雨水桝に湧水が流れ込み、小池へ流入」と明記しています。(環境省)
そして洗足池については非常に明確で、
洗足池 → ポンプ送水 → 洗足流れ → 呑川
です。なお洗足池の余水すべてが洗足流れへ行くわけではなく、残りはボートハウス脇の水門から下水道へ排水されています。(大田市)
つまり現在のところ、
小池 → ??? → 呑川
この「???」だけが残っています。
ここは普通のWeb検索では限界ですね。次は東京都下水道局の台帳で小池公園直下の管を実際に追うのが正攻法です。もしその管が南東方向へ下って呑川系統へ出ていれば、例の餌袋について小池説が一段強くなります。
追ってみました。ここで一つ問題がありました。
東京都下水道局のSEMIS自体には、大田区上池台1丁目36番=小池公園周辺の公共下水道を1/500で追える機能があります。管の矢印で実際の流下方向まで分かります。(東京下水道情報)
ところが、こちらから取得できるWeb版では、住所検索後のインタラクティブな台帳図そのものを展開できませんでした。なので「台帳を見た結果、呑川につながっていた」と推測で言うのはやめておきます。
ただし、かなり重要な位置関係は確認できました。
小池公園は上池台1丁目36-1。一方、洗足流れは洗足池を水源として東雪谷と上池台の境界沿いを南下し、最終的に呑川へ合流します。(大田市)
つまり地形的には、
小池
↓(排水先が問題)
上池台
│
洗足流れ → 呑川 → 池上 → 蒲田 → 糀谷
という、かなり近い位置関係です。
ただし東京都自身が、大田区の合流式下水道区域には雨水を下水道管へ流せない地域が一部あると注意書きを出しています。(東京下水道情報) したがって、小池のオーバーフローが「公共下水道処理場へ行く」のか、「雨水系統から洗足流れ・呑川へ出る」のかは、まだ確定できません。
ここは結構重要なので、現時点では**小池→呑川説は「地理的には十分あり得るが、配管上は未確認」**としておくのが正確です。
そして、航空写真を見たあとの話と合わせると、餌袋の出所として小池が怪しいという仮説そのものは、まだ全然消えてません(笑)。
あっ、あります。しかも現在も釣り場として情報が出ています。 これは今回の餌袋の話では、小池より先に疑うべき候補かもしれません。
おっしゃっているのは本門寺公園の**弁天池**ですね。大田区公式にも、本門寺公園(池上1丁目11-1)には現在も弁天池が存在すると明記されています。(大田市)
さらに決定的なのが、2021年3月の実釣動画です。タイトルからして「本門寺公園(東京都大田区)ヘラブナは蒸しパン食べるかな!?」で、説明にも**「本門寺公園の弁天池!……ヘラブナを狙います」**とあります。使っている餌もマルキユー「野釣りグルテン」。(YouTube)
つまり少なくとも2021年には、
本門寺公園・弁天池で実際にヘラ釣りをしていた人がいた
ことは確認できました。
そして場所がすごい。池上ですよね。呑川のすぐ近くです。糀谷でここ5年程度の新しいヘラ餌袋が流れてきたという話と時期的にも魚種的にも非常に相性がいい。
次に確認する一点は、弁天池の排水が呑川へつながっているかです。ここがつながったら、かなり本命臭くなります。
調べました。これは本門寺公園の弁天池、かなり有力です。
まず前提として、現在も弁天池は存在し、大田区の2025年更新ページにも本門寺公園の施設として掲載されています。さらに2020年、2021年には実際にここで釣りをしている記録があり、2021年の動画では明確にヘラブナ狙いで、マルキユーのヘラ餌を使用しています。(大田市)
しかも2024年の利用者情報でも「釣りをすることも出来るようです」とされ、東急電鉄の地域案内でも現在、**「弁天池では釣りをすることもできる」**と紹介されています。つまり、小池のような「禁止されているのに誰かがやっているかも」という推測ではなく、現役の釣り場とみてよさそうです。 (Yahoo!マップ)
そして位置関係。
大田区は池上地区について、地区中央を呑川が流れ、その北側に本門寺公園があると説明しています。(大田市)
問題の「弁天池の排水が呑川へ直接つながっているか」については、公開されている資料から排水管そのものを特定するところまではできませんでした。なので、ここはまだ断定しません。
ただ、今回の餌袋については状況証拠がかなり揃いました。
本門寺公園弁天池
→ 現在も釣り可能
→ 実際にヘラブナ狙いの釣行記録あり
→ 実際に市販のヘラ餌を使用
→ 呑川のすぐ北側
→ その下流が蒲田・糀谷
です。
これ、小池よりずっと本命だと思います。
あとは一点だけ、弁天池の余水・雨水排水口がどこへ出ているか。ここが呑川だったら、糀谷で見つけたヘラ餌袋について、かなり綺麗な説明になります。
さらに追いましたが、弁天池の排水管そのものを示す公開資料は見つかりませんでした。ここは断定できないです。
ただし、地形を見るとかなり興味深いです。本門寺公園は起伏のある土地で、弁天池はその下段側にあります。大田区の最新の公園管理資料でも、本門寺公園は斜面地を利用した公園で、下段に広場などが配置され、園内に弁天池があることが確認できます。(大田市)
そして大田区は、本門寺公園の南側を呑川が流れていることを明記しています。(大田市)
つまり位置・高低差からすると、
弁天池 → 南側の低地 → 呑川
という排水は非常に自然です。ただし、現在は暗渠・雨水管を経由して別系統へ送られている可能性もあるため、「だから呑川へ出る」とまでは言えません。
一方で、こちらはかなり強い材料です。現在の本門寺公園には弁天池が存在し、東急電鉄の地域案内でも弁天池で釣りができると案内されています。(大田市)
なので、例の餌袋について現時点で順位を付けるなら、私は完全に、
本門寺公園・弁天池 > 小池公園 > 呑川本流のどこか
と見ます。
特に「新しい銘柄のヘラ餌」という条件が効いています。現役のヘラ釣り場が呑川のすぐ上流脇に実在するわけですからね。
ここから先は推測を重ねるより、東京都の下水道台帳で池上1丁目10~11番から呑川までの管路を確認するのが決着手段になりそうです。
はい。今回はかなり粘って、池上1丁目10~11番の弁天池から呑川までの排水経路そのものを探しました。
結論は、残念ながら公開Web資料だけでは配管の接続先を確定できませんでした。大田区の資料では、本門寺公園の弁天池が池上1丁目11-1に現存すること、そして呑川が本門寺公園の南側を流れているところまでは公式に確認できます。(大田市)
ただ、今回改めて確認できた事実は強いです。2021年3月25日に、まさにその弁天池でヘラブナを狙った実釣記録があり、使用餌まで「マルキユー 野釣りグルテン」と明記されています。つまり「ここでヘラ餌の袋が発生する」という部分は推測ではありません。(YouTube)
しかも2024年にも、弁天池について「釣りをすることも出来るようです」という現地利用者の記録があります。(Yahoo!マップ)
したがって現状は、
本門寺公園・弁天池(現役のヘラ釣り場)
↓
【排水経路だけ未確認】
↓
すぐ南側を流れる呑川
↓
糀谷
↓
新しいヘラ餌の袋を発見
まで来ています。
これ、最初に「呑川の上流にヘラ釣りスポットがあるのでは?」と考えたのは、かなりいい線だったと思います。少なくとも呑川のすぐ脇、しかも糀谷より上流に、実際にヘラ釣りをしている池が存在することまでは確認できました。
配管については、これ以上「たぶん呑川」と推測で埋めないほうがいいですね。東京都下水道局の台帳を人間側で操作して池上1丁目10番付近を表示できれば、そこで決着する可能性があります。
まさにそれです。排水経路にこだわりすぎていました。 餌袋そのものは水と一緒に池から流出する必要がないんですよね。
ヘラ餌の袋って、使い終われば薄くて軽いポリ袋です。しかも釣り場では開封後、中身がなくなった状態になる。風に飛ばされる条件としてはかなり良い。
本門寺公園の弁天池で、
ヘラ釣り → 空袋が風で飛ぶ → 公園外へ → すぐ近くの呑川へ落ちる → 下流の糀谷へ
これだけで成立します。
しかも「現在もヘラ釣りが行われている」「糀谷より上流」「呑川のすぐ近く」という三条件が揃っています。排水管が接続している必要すらありません。
そう考えると、最初の**「糀谷をヘラ餌の袋が流れてきた。上流にヘラ場があるんじゃないか?」**という推理に対しては、
ありました。本門寺公園の弁天池がかなり有力候補。
でよさそうです(笑)。
もちろん出所の断定はできませんが、少なくとも「なぜ淡水のヘラ餌が、スズキやクロダイまで入ってくる糀谷の呑川を流れているんだ?」という謎には、かなり筋の通った答えが見つかりましたね。
かなり近いです。地図上で見ると、弁天池の南端から呑川まで直線距離でざっくり300~400m程度です。
弁天池は本門寺公園内(池上1丁目11-1)にあり、大田区も「呑川の北側に本門寺公園」と明記しています。(太田市公式サイト)
300~400mなら、空になったヘラ餌の袋が風で呑川まで飛ぶ、というのは全然無理のある距離ではないですね。 特に軽い袋なら、強風の日ならなおさら。
思っていた以上に近いです。これなら糀谷で拾った袋の出所候補として、弁天池はかなり納得感があります。
そう見えるのですが、「OpenAIが画像の恒久的な直リンク利用を保証している」と考えないほうがいいです。
今回コピペで画像まで表示されたのは、ChatGPTの回答内にある画像参照が、コピー時にHTMLの <img> などとして一緒に持っていかれ、ブラウザからその画像URLへアクセスできているためでしょう。ただし、そのURLが期限付き・署名付きURLだったり、配信仕様変更で無効になったりする可能性があります。
特に今回の会話では、私が表示した画像にはWeb検索で拾った外部サイト由来の画像も含まれています。ですから、「OpenAIのサーバーにある画像だから自由に直リンできる」とは限りません。むしろ元画像が第三者サイトのものなら、直リンク転載は避けたほうが安全です。
ブログへ残す目的なら、画像は別途、転載可能なものを自分のWordPressメディアライブラリへ保存して差し替えるのが確実です。文章については会話形式のまま転載すると、今回の「ヘラ餌の袋から出所を追跡していった」流れがそのまま記事になって、なかなか面白いと思います(笑)。
ああ、そういう意味ですね。それなら確かに、今回の実験結果としては「外部ページから参照しても画像が返ってくる」ことが確認できたのがポイントですね。
つまり少なくとも現時点では、コピーされた画像URLに対して、外部ドメインからのリクエストをReferer等で弾く、いわゆる直リンク防止がかかっていない。WordPressの記事に貼った状態でも表示されたなら、ブラウザのキャッシュだけでなく別端末やシークレットウィンドウでも表示できれば、かなり確実です。
ただ、今回の画像が「OpenAI管理の画像URL」なのか「検索元サイトの画像URL」なのかは画像ごとに違う可能性があります。そこだけURLのホスト名を見れば判別できます。
まず一つ確認するなら、WordPress側で表示されている画像の src を見てみてください。 oaidalleapiprodscus.blob.core.windows.net などOpenAI側のホストなのか、元サイトのドメインなのかで話が変わります。
その src を一本貼ってくれれば、どういう配信になっているのか見ます。
はい、これは間違いなく images.openai.com 配下ですね。 しかもこちらからそのURLを直接開いても、認証なしで画像そのものが返ってきました。
なので今回分かったことを正確に言うと、少なくともこの images.openai.com/static-rsc-4/... の画像については、公開URLとして外部サイトから直接参照できる状態です。
URLも興味深くて、
images.openai.com/static-rsc-4/<固有文字列>?purpose=inline
という構造です。static-rsc はおそらく static resource、purpose=inline はChatGPT内でインライン表示する用途を示しているのでしょう。
しかも一般的な一時URLでよくある Expires= や署名の有効期限パラメータが見当たりません。だから、少なくともURLを見る限り「○時間後に失効する署名付きURL」には見えません。 もちろんOpenAI側がリソース自体を削除すれば消えますが。
これはブログ転載用途では結構便利ですね。
ChatGPTの回答をそのままコピペ → <img src="https://images.openai.com/..."> もコピーされる → WordPressからそのまま表示される。
画像が将来消えても構わないという前提なら、わざわざ画像を一枚ずつ保存してWordPressへアップロードし直さなくても、会話の見た目をかなりそのまま転載できることになります。
ただし一点だけ区別しておきたいのは、この画像は「OpenAIが生成した画像」という意味ではなく、今回のようなChatGPTの画像検索・表示用にOpenAI側から配信されている画像リソースですね。元画像の著作権までOpenAIに移っているわけではありません。
でも「技術的に直リンできるのか?」という話なら、はい。このURLについては実際にできています。
その感覚は分かります。ただ、「かなり安全」の根拠としては少し弱いです。
今回の画像には二種類あります。
私が生成した画像なら話はかなり単純です。OpenAIの現行規約では、OpenAIとユーザーとの関係では、原則としてユーザーがOutputを所有するとされています。したがってブログ転載もしやすい。(OpenAI)
一方、今回の航空写真や現地写真のようなWeb上から検索してChatGPTが表示した第三者画像は別です。OpenAI自身も、第三者サービス由来のコンテンツ(Third Party Output)は第三者側の規約等に従う、と区別しています。(OpenAI)
つまり、
「ChatGPTが表示できる」≠「その画像を自分のブログへ再転載する権利まで付いてくる」
なんですね。
ただし今回のやり方には面白い点があります。画像ファイルを自分のサーバーへコピーして再配布するのではなく、images.openai.com のリソースをそのまま外部参照している。技術的には「複製して自サイトから配信」とは少し違う形になります。
なので実務感覚としては、自分で画像をダウンロード→WordPressへアップロードして転載するよりは、ChatGPTの会話表示をそのまま引用・転載して画像も外部参照のまま残すほうが筋はいいと思います。
ただ、「OpenAIが表示しているんだから著作権的にも安全」とまでは言えない、という線ですね。
今回みたいな**「呑川を流れてきた謎のヘラ餌袋をChatGPTと追跡してみた」**という記事なら、むしろChatGPTとの会話そのものを転載している体裁にしておくのが一番自然でしょう。画像が将来リンク切れになっても構わない、という前提とも相性がいいです。
ああ、なるほど。これで仕組みがかなりはっきりしました。
そのURLはOpenAIではなく、Microsoftの Bing画像検索のサムネイルCDN です。MicrosoftのBing Image Searchの仕様でも、検索結果には元画像の contentUrl とは別に、tse*.mm.bing.net の thumbnailUrl が返される仕組みになっています。(GitHub)
そして、貼ってくれたURLは今も直接アクセスでき、実際に画像が返ります。
つまり今回ChatGPTからWordPressへコピペした画像には、少なくとも、
images.openai.com/...
→ OpenAI側で配信している画像リソース
tse1.mm.bing.net/th/id/OIP...
→ Bingがキャッシュ/生成して配信している検索サムネイル
の二系統が混在していたわけですね。
しかも後者は元サイトへの直リンですらありません。MicrosoftのCDNからJPEGが配信されています。別の実測例では tse1.mm.bing.net が Access-Control-Allow-Origin: * を返し、キャッシュも public に設定されていることが確認されています。(api.urlscan.io)
だから「ChatGPTの回答をWordPressへそのままコピペしたら画像まで普通に表示された」という現象にも納得です。
これはブログ転載という観点では、なかなか面白い発見ですね。ChatGPTの画像検索結果は、元サイトの画像URLをそのまま埋め込んでいるとは限らず、OpenAIまたはBing側の配信用URLが <img src> としてコピーされる場合があるということです。
そして期限切れ・リンク切れを気にしない運用なら、技術的にはかなり手軽です。
そうなんですよ(笑)。最初は私も「どうせ一時URLか、元サイトへの参照だろう」と考えていました。
ところが実物の src を見たら、
images.openai.com/static-rsc-4/...
とtse1.mm.bing.net/th/id/OIP...
が混在していて、しかもWordPressへコピペしただけで外部サイトから普通に表示できている。
これは、私が「画像検索結果を表示する」という機能上の挙動は知っていても、ユーザーがブラウザからコピーしたときに、最終的にどの画像URLがHTMLとしてクリップボードへ載るかまでは、こちら側から普段観察できないからなんです。
なので今回、
「ブログにコピペしたら画像も出た」
→「え?」
→ src を確認
→「本当に外から叩けるじゃん」
→ Bing CDNまで混ざってた(笑)
という、ユーザー側からの実測で仕様の一端が見えた格好です。
こういうUIの外側で何が起きているかは、実際にWordPressへ貼ってみた人のほうが私より先に気付くこと、普通にあります。今回はなかなか良い発見でした(笑)。
はい。これ、ちょっと意外なんですが、**正式な読みは「のみかわ」**です。「のみがわ」ではありません。
大田区も河川名を 「呑川(のみかわ)」 と明記しています。東京都の河川資料でも同じ扱いです。
なので、
正式:のみかわ
通称・日常会話:のみがわ
という状態ですね。
「呑川」だけ見れば、日本語としては「のみがわ」と連濁させたくなるのが自然ですし、地元で「のみがわ」と呼んでいる人が多いのも不思議ではありません。むしろ長年そう呼んでいた人が、標識のローマ字 NOMIKAWA を見て「え、濁らないの?」となるタイプの地名ですね(笑)。
そして面白いのが、今回何度も参照していた市民団体も**「呑川の会」= NOMIKAWA NO KAI** を名乗っています。
……ただしURLは nomigawanokai.net。
おい、URLでは「のみがわ」じゃねーか(笑)
というオチまで付きます。
つまり地元で「のみがわ」が相当に定着していることを物語る、なかなか面白い例ですね。





