補足:ビギナーでも〜エサの考え方・前後編

写真は友人のFacebook投稿。公開範囲が「フル」なので、転載してもいいよね(笑)。嬉しかったですね〜。そして是非多くの方に読んでいただきたいですね。

実は我が家にはまだ見本誌が届いていないのですが、原稿を見ていて気になった所を1ヶ所補足します。

「(宙釣りにおいて)水深に応じてエサを重くしなければならない」みたいな勘違いって、底釣りとの混同なんだなぁ、と思いました。

考えてみたら自分もビギナーの頃は、そう勘違いしてましたもんね。「とある水深」に対し、底が「MAX深い」となれば、底スレスレの深宙釣りのエサの重さは、重い底用のエサとまったく同じではないにせよ、「浅いタナで使用するエサよりも重たいだろう」という推理は素晴らしいと思います。まったく自然。全然自然。(なんか前前前世みたい)

でも違うんで、補足しておきます。原稿がそのまんま記事になっているかどうか現時点ではわかりませんが、以下のくだり。

底釣りはなんで重たいエサが必要なの?っていう説明があれば親切でしたよね。

いつかチャンスが有れば書くつもりでしたが、底釣りのエサに必要な重さというのは、アンカーとしての重さです。アンカーって何?っていう質問には、長くなるのでここで詳しくは答えませんが、ざっくり言えば、「ウキの戻りをコントロールするために必要なエサと底との摩擦力」のことです。

詳細な説明を省く割に高度な解説を続けますが、上記が正しいとすれば、「ウキの戻る力が弱いとき、エサの重さは少なくて良い」という解も同時に導かれますね。つまり、ウキ強めのセッティング前提の「底はエサ重め」というセオリーってわけです。

「えっ?そんな前提聞いてないよ!」

ですよね。そういうのがヘラブナジャーナリズムの問題点なんですよ。ただ、「戻りの良いウキを使用する」くらいのことは漠然と紹介されてきています。底釣りウキの肩はなで肩だとか、いやいや張ったほうがいいだとか、近年ではだいぶ触れるようになったとは思いますが、根本的なところの解説がない(どっちのウキでも釣れる方法論は存在します)。

極端な例で考えてみましょう。

「ごく浅い底釣りで使うエサの重さは?」

水深に応じたエサの重さ論でいけば、軽くて良いという答えになるでしょう。実際、そういう解説を腐るほど見てきました。でも、本当に軽いエサが正解だったとしても、理由が違いますね。

正解は、「エサのアンカーが小さくてよい状況(ウキの戻りの悪さだったり底の悪さだったり)だから、軽くする」のはずです。

「同じ水深だから」的な理由でキワドい浅ダナ用のウキを用いていれば、仕掛けを張るオモリが足りないんですよ。エサだけを重くしてしまうと、いつまでもアンカーが解除されないんですね。

強いウキ(底釣り慣れしている人によってはフツーのウキ)を使っていれば、エサを重くしないと、あっという間に戻ってしまいます。「浅い水深の底では軽いエサ」を盲信していれば、絶対にたどり着けない領域なんです。メカを知っていれば逆に、「軽いエサありき」の場合は、ウキのセッティングを変更すればよいわけです。

解説の最後の最後に、「いろいろ書いてきたけど人それぞれ」だとか「要はバランス」みたいな言葉で締めるのは反則だと思っています。たいへんに便利な言葉ですが、ある程度のヒントを与えた上で使わないと、著者の無理解をごまかす魔法の言葉になってしまいます。解説者諸氏は、間違って批判される覚悟の上で、もう少し「言い切り」ましょう。でないと、ビギナーは迷うばかりです。(生意気すいません)

ちなみに、今回の前後編はめっちゃ自信ありますよ。30年間、自分の釣りを支え続けた根幹の理論です。前編の冒頭で結論を書けるほどシンプルな話ですが、それこそ沢山の有名人と並んでそこそこの結果が出せてきたものです。

記事の中でも触れている「セット釣りの解明からのだんご再構築」という歴史には、おもいっきり手を貸した自負がありますし。これは「短ハリス」連載の初回に書いたことですね。

いま思えば、やはり20代30代じゃ言えなかったよな、と。50代になったからこそ許される「調子こき」なのかもしれません。言いたいことは早いとこ吐き出して、さっさとジャーナリズムから引退しようと思います(笑)

全開にフザけたイラスト。メーカーに縛られないってシアワセですね(笑)。たぶんきっと、今回の「ビギナーでも知っておきたいだんごエサの考え方」なんていうのは、インストラクターレベルのアングラーなら、朝飯前で解説できることなんですよ。できなきゃ嘘だし。でもオトナの事情で言えないんだとしたら、それはアングラーとして不幸だし、メーカーに義理は立っても、恩返しすべきヘラブナ釣りに対する裏切りでもあると思います。

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